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ソートリーダーシップ, ブログ記事 | 2022/05/25

購入 vs 所有:購入した暗号資産の所有権の行方

暗号資産
購入 vs 所有 - 暗号資産を完全に所有する

この2週間、あなたはインターネットで暗号資産の迷宮のような世界を何時間もかけて探索し、sats、shills、pump and dumpといった不可解な専門用語と向き合ってきたのではないでしょうか。 ホワイトペーパーにを読み(正確には読む努力)、取引所のレビューや比較を熱心に読み漁り、友人がうんざりするまでその話をやめず、いつか暗号資産を所有する日を夢見ていたのです。 その日は訪れませんでした。

一体何があったのでしょうか?

暗号資産とその革命的な可能性に深く共感し、あなたは2週間の調査期間中に見つけた暗号資産を購入することにしました。 また、手数料が非常に安い取引所を選びました。 ついに、その瞬間が訪れました。メールアドレスを使用してアカウントに登録。 ユーザー名と強力なパスワードを設定しました。 そして、身分証明書の写真を送り、名前、生年月日、国、住所、電話番号などの本人確認手続きを行いました。 アカウントが認証されました! 銀行送金も完了。 少し待つと… フィアット通貨がアカウントに入金されました! ついに準備が整ったのです! さっそく開始。 両替する金額を入力しました。 承認。 完了! 資産を購入しました! あなたはおそらく興奮し、友人みんなにそのことを伝えたいと思いました。 その夜、あなたは今後できること、真の暗号資産所有者になるためにすべきことについて考え始めました。 たった今買ったばかりのトークンを取引所に残したまま、暗号資産の夢を見ながら眠りにつきました・・・。

翌日、なんと取引所がハッキング被害に遭いました。 朝起きて初めてその知らせを聞きました。 何かの間違いだと思い、急いでアカウントの確認を試みます。 ログインしようとすると、 取引所はメンテナンス中でした。 完全に資産のコントロールを失い、ただ待つしかありませんでした。 待っている間、 一日中ストレスを感じながら待機。 その夜、為す術もなく全てを失ったことに気づいたのです。

このような事態は、主導権を握っていない人々に限定して発生します。

第三者(例えば取引所など)から資産を購入・保管することは、第三者に資産を預けることと同じです。 つまり、あなたには、資産を好きに操作する権限がありません。所有権(真の所有者ではない)およびセキュリティ(ハッキングに脆弱)の面で、完全な主導権を手にしていないのです。

まず、暗号資産を操作しようとするたびに、基本的に取引所に暗号資産へのアクセス許可を求める必要があります。 銀行のように、リクエストが処理されて承認されるまで待機しなければなりません。 暗号資産の威力は、その分散性と個人に権限を与えることにありますが、資産を取引所や他のオンラインプラットフォームに預けてしまうことで、仲介者を間に入れることになってしまいます。 しかも、資金を管理する側はあなたではありません。 例えば、送金などの操作を行いたい場合、そのリクエストは資産を保管している取引所やプラットフォームを経由することとなります。 その場合、送金をブロックされたり、その目的について質問されたりすることがあります。 また、制限によっては、決められた量の暗号資産を送れないようにしたり、送金が単純に拒否されたりする場合もあります。 また、サードパーティプラットフォームは、最初から権限を与えないという形で、サービスやオプションの選択の自由を制限する可能性があります。 ほとんどの取引所には、ネットワークエコシステムに参加するために報酬を得る方法であるステーキングオファーがありますが、例えばステーキングのために自分の投票をどの組織にデリゲートするかなど、いくつか選択を強いられる傾向があります。 一方、Ledger Liveでは主要な基準(利得率、信頼性、バリデーターの価値、意見など)の評価に基づき、どのバリデーターにステーキングをデリゲートするかを選択することができます。

つまり、暗号資産を取引所に預けることで、暗号資産の管理方法が取引所のルールに従って決定されるのです。 それはあなたのの資産を第三者に託し、支配させるということです。

取引所でコインを購入して保管するとコントロールを失う

取引所を通じて暗号資産を購入して、そのままにしておく場合、それを使いたい場合は取引所に頼むことになります。 あなたに主導権があるとは言えません。 資金の秘密鍵を所有しているのは取引所であり、暗号資産を実質的に管理しているのも取引所なのです。

秘密鍵とは?

例えば、1ドルを所有するということは、物理的に法定(フィアット)通貨で1ドルを持つか、銀行口座に1ドルを預けて銀行がそのことを公式に証明する(そして必要なときにフィアット通貨に両替する)仲介役となります。 暗号資産の場合、フィアット通貨、金、ダイヤモンド、芸術品などの物理的な等価物は存在しません。 完全デジタル化されています。 ネットワーク間の信頼を確保するため、暗号資産は秘密鍵と公開鍵に基づいて動作します。 「秘密鍵」は自分だけのものであり、関連する暗号資産を使う権利を解除する(したがって非公開にしておく必要がある)のに対し、公開鍵はネットワーク内の全ユーザーが暗号資産を送ることができる公開アドレスです。 例えるなら、秘密鍵が銀行口座のパスワードで公開鍵はIBANコードなどの銀行口座番号となります。 秘密鍵と公開鍵が一緒になって暗号システムを形成し、事実上取引を「有形」にして暗号化され、不変な方法であらゆるトランザクションをコードで報告できるようになります。 言い換えれば、こうした鍵は、トランザクションが本物の資金の所有者によって署名され、偽造されたものでないことを証明するものとなります。

そのため、暗号資産を所有する場合に実際に所有するのは「秘密鍵」です。 このことから、「Not your keys, Not your crypto(鍵を持たぬ者は暗号資産を持たず)」という言葉が生まれました。 暗号資産のコミュニティにおいて名言であるこの言葉は、取引所の問題点を要約したものです。これは、取引所にコインを預けることで、取引所があなたの秘密鍵を所有することを意味します。 秘密鍵を所有するということは、暗号資産を握っていることと同じです。

暗号資産を管理できないとしたら、所有しているものは一体何なのでしょうか?

オンラインプラットフォームで暗号資産を保持する場合、暗号資産そのものではなく「借用書」を持っていると考えてください。 借用書とは、「ある当事者が別の当事者に対して負っている債務を認める非公式な文書」を指します。借用書は非公式なものであるため、債務の支払いや支払い期限に関する法的な約束は含まれていません。「借用書は、将来の借金を返す必要があることを思い出させるために作成する簡単なメモに過ぎないのです」 – Binance Academy

暗号資産を管理できないことに加え、オンラインプラットフォームに資産を預けることの大きなリスクは、セキュリティです。 取引所は、トランザクションを容易にするために設計された中央集中型で、仲介者としての役割を果たすプラットフォームです。 銀行でも金庫でもありません。 ハッキングや不正行為、流動性の欠如など、取引所に何か不具合が起きた場合には暗号資産も失われてしまいます。 ほとんどの場合、セキュリティ侵害があった場合に銀行が提供するような法的な損失への返金義務はありません。 さらに、ログイン情報を知ることができれば、誰でもBitcoinにアクセスして盗むことができるようになります。 取引所のハッキングだけでなく、自分のアカウントもハッキングされる可能性があります。 残念ながら、このようなことは世界中では数多く発生しているのです。 こちらから、コインやフィアット通貨、データ盗難が認められた暗号資産の取引所ハッキング一覧を確認することができます。 取引所がセキュリティ強化に取り組んでいるにもかかわらず、ハッキングの件数は増え続けています。 2018年、Coindeskは「取引所でのハッキングと資金の損失が記録的な年になった」と発表しました。 その中には当時史上最大のハッキングとして推定5億ドル相当の暗号資産が失われた、東京を拠点とするCoincheckへのハッキングも含まれます。 2019年にCointelegraphは、1年間で12件の取引所へのハッキングが発生しており、その額は2億9200万ドル以上、さらに50万件以上顧客の個人情報が盗まれたと報告。

取引所および個人口座のハッキングによる被害者全体の正確な数は不明なものの、取引所がハッキングの影響を受けやすいということは確かです。 インターネットに接続された中央集中型の仲介機関は、膨大な量の暗号資産を保有しています。安全でない取引所やその他オンラインプラットフォームは、盗難の格好の標的となっています。 そのため、暗号資産を正しく保護できるよう主導権を握ることが非常に重要です。

暗号資産の主導権を握る方法とは?

すでにお伝えしたとおり、暗号資産を取引所に預けた場合自分で秘密鍵を管理できず、結果として自分の暗号資産や資金を管理することもできなくなってしまいます。 主導権を取り戻すには、第三者にセキュリティや保管を委託するのではなく、独立して自分自身でセキュリティを確保するしかありません。 どうすればよいのでしょうか? Ledger Nano XやLedger Nano Sのようなハードウェアウォレットを使用しましょう。

ハードウェアウォレットは、暗号化されたオフライン環境で秘密鍵を保管するために使用される物理的なデバイスです。 安全な理由:

1) 資産は所有者のユーザー以外から離れた場所で安全に保管されます。

2) 資金を管理するのは、お客様ご自身です。そのため、資産の所有権と完全な制御が保証されます(第三者の関与なし)。

3) 取引所や他のホットウォレットと異なり、オンラインハッキングやサイバー攻撃に対する脆弱性がありません。

つまり、暗号資産をLedger ハードウェアウォレットに保管することで、実際に資産を所有し、安全な方法で完全に主導権を握ることが可能になります。

取引所での購入プロセスを振り返る際に、最後の重要なステップである「保管」についての説明が抜けていました。 鍵を所有することは、資金を管理することを意味します。鍵の安全を確保するには、ハードウェアウォレットを使用する必要があります。 暗号資産所有者がこの最後の重要な手順をスムーズに完了できるよう、Ledgerのチームは最近Ledger Liveに新しい購入機能を追加しました。 Coinifyとの統合により、トランザクションはよりシンプルになりました。Ledger Liveから好きな暗号資産を購入すると、自動的にCoinifyが安全なハードウェアウォレットへ送付します。 かつてないほど簡単に、主導権を取り戻して資金の本当の所有者になることができるのです。

ご覧になっているコンテンツは、情報提供のみを目的としています。 この記事に含まれるものは、投資アドバイスや暗号資産の売買の勧誘・推奨を意図するものではありません。

サービスをご利用になる前に、ご自身で十分な知識を身につけた上で判断を行ってください。 暗号資産は激しい値動きをします。 投資を開始する前に、ご自身の現在の状況に見合った目標と金融リスクを注意してご判断ください。 Ledgerでは財務、税務、法律に関するアドバイスを提供することはできかねます。 暗号資産関連の取引の判断は、ご自身で行ってください。または、信頼できる有資格の専門家にお問い合わせください。

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