ソートリーダーシップ, ブログ記事 | 2020/10/22

DeFiのスタートに欠かせない5つのDeFiトークン

暗号資産

重要なポイント:

  • DeFiの世界は指数関数的に拡大していますが、すべての新しいDeFiトークンに真の価値や実用性があるわけではありません。
  • 現在最も成功しているDeFiトークンは、Wrapped Bitcoin (WBTC)、DAI、Uniswap (UNI)、Aave (AAVE)、Chainlink (LINK)です。
  • これら5つのトークンを合わせると、DeFiの市場価値の半分以上をカバーすることになります。

分散型金融(DeFi)で運用されている暗号資産の数と種類は、ブロックチェーン技術とDeFi のこれまで以上に創造的な使い方が周知された結果、昨年より大幅に増加しています。

その結果、DeFiを主な用途とする暗号資産が何百と存在し、こうしたトークンの多くは機能が重複している一方で、全くと言っていいほど実用性がないものもあります。つまり、この分野を理解しようとする新規参入者にとって大きな混乱を招いているのです。

ここでは、現在最も人気のある5つのDeFi資産において、トークンの機能、そして現在のDeFiの展望にどのように適応するのかを検証していきます。

1. Wrapped Bitcoin (WBTC)

2018年にBitGoによって作成されたWrapped Bitcoin (WBTC)は、Ethereumブロックチェーン上でBitcoinを代表するシンプルなERC20トークンです。

Wrapped Bitcoinを入手するには、WBTCの複数の加盟店が管理するウォレットにネイティブBitcoin(BTC)を入金する必要があります。 その後、加盟店が公認カストディアンと協力し、同量のWBTCをERC20トークンとして発行して送付します。

ERC20トークン化されたBTCは、通常のEthereumトークンと同様に送金することができ、様々なEthereum DeFiプロトコルや分散型アプリケーション(DApp)とのやりとりに利用できるほか、簡単なアンラップ処理により同量のBTCに戻すことも可能です。

執筆時点で、107,000 BTC以上(13億ドル相当)がWBTCとしてラップされており、Wrapped Bitcoinは現在運用されているDeFiプロトコルの中で3番目に大きなものとなっています。

2. Uniswap (UNI)

Uniswap(UNI)は、Uniswap分散型取引所のネイティブガバナンストークンです。 UNIトークンを保有することで、個人はガバナンス案の作成と投票によってUniswapプロトコルの運用方法の変更を支援することができます。

最初のガバナンス提案は、ガバナンス提案と最低定足数のしきい値の引き下げを求めたものでしたが、皮肉にも最低定足数のしきい値を満たせなかったために、圧倒的多数の支持を得たにもかかわらず最近否決されました。

2020年9月1日以前にUniswapを利用していた場合、突然400 Uniswap(UNI)トークンがエアドロップされてEthereumウォレットに届いたことにお気づきかもしれません。 ピーク時には3,000ドル以上の価値があり、30万以上のウォレットが資格を得たこのエアドロップは、史上最も価値のあるエアドロップの1つです。

3. Dai (DAI)

DAIは、ステーブルコインと呼ばれる暗号資産の一種です。 ステーブルコインであることから、DAIは1コインあたり1米ドル(USD)で安定した価値を保つよう設計されており、他の多くの暗号資産で発生するような急速な変動から保護されています。

Tether (USDT)やUSD Coin (USDC)などの他のステーブルコインとは異なり、DAIは銀行口座に保有する米ドルを直接担保にするものではありません。 その代わり、CDP(担保付き債務ポジション)スマートコントラクトにEthereum(ETH)を預けて、DAIを入手することが可能です。 入金後は、入金額の66%までDAIトークンで借りることができます。 ETHを取り戻すには、借りたDAIと少額の利息を返す必要があります。

DAIは最低入金額が低く、実際のお金に裏付けられていないことから、取得する際に本人確認手続きを完了させる必要はありません。 しかし、清算やブラックスワンのリスクはあります。

4. Chainlink (LINK)

Chainlinkは、さまざまなブロックチェーンにデータの入出力を提供するネットワークで、スマートコントラクトが外部の実世界のソースから信頼できる情報を取り込むことを可能にし、スマートコントラクトがブロックチェーン以外のプラットフォームにデータを安全に伝達できるよう支援します。

このネットワークは、オラクルの分散型ネットワークを使用しており、オラクルは実世界のデータをスマートコントラクトに送り込み、受け取ったデータに基づいて何らかの変化に反応したり、特定の機能を実行したりすることができます。 例えば、スマートコントラクトに現在のBTCとUSDの為替レートのデータを取り込むことで、デジタル資産仲介の価格決定を支援することができます。

LINKトークンは、Chainlinkエコシステムのネイティブな暗号資産であり、データを取得するためのノード(オラクルとも呼ばれる)への支払いや、ノードを運営する際の担保として使用されます。 この担保は、ノードが悪いデータを提供した場合にペナルティを受け、データプロバイダーの信頼性を常に確保するのに役立ちます。

5. Aave (AAVE)

Aave (AAVE)は、非カストディアルのAave DeFi貸し借りプロトコルのネイティブトークンです。

Aaveでは、DAIやTrue USD(TUSD))などのステーブルコインをはじめ、Ethereum(ETH)やYearn Finance(YFI)、Wrapped Bitcoin(WBTC)などの変動性の高い暗号資産を、さまざまなレンディングプールに入金することで各種ERC20トークンを貸し出すことができます。 これらのレンディングプールに貢献することで、変動金利を得ることが可能です。 この利息は借り手が支払うもので、借り手は借入金額の100%以上を担保として差し出す必要があります。

2020年7月に始動したAAVEは、手数料の削減やAaveプロトコルのガバナンスに参加するために使用できる多機能トークンです。 トークンは、プラットフォームの旧LENDトークンをAAVEと100:1の割合で交換するか、単純にAaveのプラットフォームを利用して貸し借りをすることで得ることができます。

まとめ

DeFiが勢いを増すにつれ、新しいプロトコル、トークン、用途が次々に登場しており、CeFi(中央集中型金融)と比較したDeFiの能力の差がさらに縮まっていくことが予想されます。

DeFiの市場規模は、現在約120億ドル以上と過去2年間で5,000%以上成長しており、間違いなく今最も成長している産業と言えます。 このペースで将来も成長し続ければ、2020年代半ばには36兆ドルの米国株式市場の規模に、その後には124兆ドルの世界の銀行業界の規模に匹敵するDeFi産業が誕生する可能性があります。

しかし、そこに至るまでには多くの課題を克服する必要があるでしょう。 特に、発生頻度の高い「ラグプル」詐欺には注意しなければなりません。

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