Ledgerとは?ー最も安全なセルフカストディオプション

重要なポイント |
— Ledger Nanoは、ハードウェアウォレットで、秘密鍵をオフラインで保存します。 — 単なるウォレットではありません-Ledgerは、3つの部分からなるシステムで、ハードウェアデバイス、Ledger Liveアプリ、さらに、Web 3.0の成長に合わせて進化する、統合された複数のDAppのプラットフォームから構成されています。 — Ledgerのエコシステムは、秘密鍵の絶対的なセキュリティ、資産管理の容易さ、トランザクションの署名に対する完全な透明性を備えています。 — Ledgerは、Web 3.0を探索するための安全な通路をご提供します。 では、その仕組みを解説します! |
暗号資産のセキュリティは、秘密鍵をどこに保管するかにかかっています。
この時点ですでに、秘密鍵に対する主な脅威は、インターネット接続にあることがおわかりだと思います。 そのため、最初にやるべきことは、常にオフラインの状態になっていることをしっかりと確認することです。
そこでLedgerの出番です。
この記事では、Ledgerエコシステムとその3つの柱の役割、そして、Ledgerがなぜ、Web 3.0に参入するすべての方に、セキュリティのベースラインをご提供するのかをご紹介します。
Ledger:セキュリティの3つの柱
暗号資産ウォレットは、オフラインで鍵を管理でき、使い勝手が良いという2点で、絶妙なバランスを取る必要があります。 理想的には、暗号資産ウォレットは透明性も提供し、トランザクションの詳細をすべて表示して、ブラインド署名する必要がないようにする必要があります。
これを実現するため、Ledgerは3つの柱からなるエコシステムを作成しました。
1) Ledger Nano:秘密鍵を保護
Ledger Nanoはハードウェアウォレットで、完全なオフライン環境で秘密鍵を生成し、常にオフラインで保管します。
秘密鍵がインターネット接続から隔離されているため、常にハッカーやデジタルの脅威から守られます。 どんなに洗練された詐欺であっても、Ledger内にある限り、秘密鍵に到達することはできません。
リカバリーフレーズを秘密に保管
ホットウォレットを使用する場合、オンラインでリカバリーフレーズを生成する必要があります。 この場合、最初からあなたの資金が危険にさらされることになります。なぜなら、リモートで、あるいは肩越しに、誰かそのフレーズを見たかどうか分からないからです。
対照的に、Ledger Nanoは、デバイス上で秘密のリカバリーフレーズを生成します。 つまり、誰も、スパイウェアを介してリモートで見ることはできませんし、コピーする際に肩越しに見ることもできません。 これにより、リカバリーフレーズのセキュリティが最初から確保され、完全に安心できます。
すべてのトランザクションを認証
そして最後に、Ledger Nanoはトランザクションの2 要素認証として機能します。 ウォレットとのやり取りはすべて、デバイス自体で確定する必要があります。 その結果、誰もあなたの暗号資産をリモートで操作することはできません(デジタルウォレットの場合は可能かもしれませんが)。
2) Ledger Liveアプリ:ポートフォリオの表示と管理
Ledger Liveは、Nanoと連携して動作するネイティブアプリです。 Ledger Nanoが暗号資産を保護する一方で、Ledger Liveアプリはそれを簡単に使用できるようにします。
Ledger Liveアプリは使いやすいオンラインインターフェイスで、お持ちの暗号資産をすべて視覚化し、管理できます。 そのため、暗号資産の送付や受け取り、ポートフォリオの整理、または単にアカウント残高の確認を行う場合でも、Ledger Liveアプリで簡単にできます。
この間、鍵はハードウェアデバイス自体に安全に保管されたままです。
3) Ledger Liveアプリカタログ:ブラインド署名にさようなら
Ledgerは、あなたが署名するすべてのトランザクションに、完全な透明性をもたらすことを使命としています。そこで、統合されたアプリカタログの登場です。
統合アプリでのクリア署名
Ledger LiveアプリのDiscoveryセクションには、Ledgerエコシステム内に統合されたアプリが一覧表示されます。 これらは、ハードウェアデバイスで動作するように特別に設計されています。
すべての統合されたアプリについて、Ledger Nano自体の画面で、あなたのスマートコントラクトトランザクションの詳細を確認できます。
改ざんを防止する信頼できるディスプレイ
コンピューター画面やホットウォレットのインターフェイスとは異なり、Ledger Nanoの信頼できるディスプレイは、誰にも、何にも改ざんできません。つまり、そこに表示される詳細はすべて信頼できます。 これらの機能により、不確実性や、ブラインド署名がなくなります。
これは、暗号資産の透明性について、絶対的な最先端技術です。 署名するコントラクトに関して、このレベルの確実性を提供できるデバイスやシステムは他にありません。
Ledger:Web 3.0のセキュリティベースライン
Ledgerでは、暗号資産を安全に保ちます。 また、この点について、当社より優れた企業はありません。
では、3つの柱と、それらがどのように相互作用するのかついてご理解いただけたと思いますので、次に、順番にそれぞれの柱に焦点を当ててご説明します。 今後の記事では、デバイス自体、Ledger Liveアプリ、そして、当社の増え続ける統合のリストが、いかに、Web 3.0を探索するための安全な通路を作るのかを詳しくご説明します。