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暗号資産ウォレットの選び方

初級
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重要なポイント:
— 暗号資産ウォレットの選択は難しい場合があります。非常に多くの種類があり、すべてのウォレットが必要な資産や機能をサポートしているわけではありません。

— 最適なウォレットの選択はニーズによって異なります。最高のセキュリティを備えたウォレットもあれば、複数のネットワークと資産タイプに対応するウォレットもあります。

— さまざまなウォレットの仕組みと、それぞれが何を提供できるのかを理解することは、情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。

暗号資産ウォレットを取得する準備はできていても、どのウォレットが特定のニーズに最適であるのかで迷ってしまうかもしれません。 最初は圧倒されることもあるでしょう。 ウォレットには非常に多くの種類があり、さまざまな機能やブロックチェーンとやり取りする方法を提供しています。

ウォレットはどれも複数の主要機能を備えています。 ユーザーは自分のアカウントを制御する秘密鍵を保管できるようになり、さらにアカウントを管理できるインターフェースも提供されます。 一方で、それぞれ何ができるのかを理解するだけでは十分ではありません。

暗号資産ウォレットは種類により非常に多様です。 秘密鍵を正確にどこに保管するのか、ウォレットのインターフェースがどのように機能するのかは、その設計によって大きく異なります。

すべてが大きく異なる場合、自分にとって最適な暗号資産ウォレットを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?

必要なウォレットを選択できるように、まずはさまざまなタイプの機能を検討してみましょう。

最適な暗号資産ウォレットを選択する方法

各タイプのウォレットには長所がありますが、短所もあります。 そのため、単に友人が使っているものと同じ暗号資産ウォレットを選択する前に、以下の重要な質問をいくつか検討してましょう。

セルフカストディに対応している?

一部のウォレットでは、暗号資産を真に所有することが可能です。 他には単にインターフェースの使用を許可するだけで、その過程で資産の所有権を強制的に剥奪するところもあります。 通常、カストディアルウォレットは、中央集権型取引所によって運営されています。 秘密鍵をユーザー自身に管理させるのではなく、取引所が管理を行います。 残念ながら、これはその取引所が資金の本当の所有権を持っていることを意味します。

安全性は?

もちろん、次に考慮すべきことはセキュリティという非常に重要な要素です。 あらゆる種類の暗号資産ウォレットが異なるユースケース(使用例)を提供していますが、貴重な資産を安全に保護できないとしたら、すべてが台無しになってしまいます。

ウォレットが安全かどうかは、秘密鍵をどこにどのように保管し、アクセスするのかにかかっています。 秘密鍵にアクセスできる人は誰でも、ウォレット全体にアクセスできます。 そのため暗号資産ウォレットでは、本人以外誰もアクセスできない場所に秘密鍵を保管することが不可欠です。

ハッカーはインターネットに接続されたデバイスを感染させることで秘密鍵へのリモートアクセスを試み、スマートフォンやノートPCの画面を武器にしたり、ブラウザのデータストア(保管場所)から公開鍵を見つけて抽出したりすることで不正行為をしようとします。

心配しなければならないのはデジタルハッキングだけではなく、物理的なハッキングも同様です。 例えば、信頼できない、監査されていない、またはセキュリティが弱いコンピューターチップに秘密鍵を保管するのは望ましくありません。 そのため、物理的なハッキングに対する保護の観点から比較するのが重要です。

複数のネットワークに対応している?

多くの暗号資産ウォレットは、単一のネットワークで動作するように設計されています。 つまり、アクセスするブロックチェーンネットワークごとに個別のアカウントが必要になります。 BitcoinとEtherの両方を保管するのに、同じアカウントを使用することはできません。 一方で、複数のブロックチェーン上に複数のアカウントを作成できるウォレットも多数あります(もちろん、Ledgerデバイスでもその一つです)。 そのため、複数のネットワークを使用する予定がある場合は、この機能を備えたものを探してみましょう。

複数の資産タイプに対応しているか?

同じエコシステム内であっても複数の異なるウォレットから選択できます。その多くは、あるタイプの資産に特化してサポートするよう設計されています。

一部の暗号資産ウォレットはコインにのみ対応していますが、他の暗号資産ウォレットは、代替可能トークンと代替不可能トークンにも対応しています。 つまり、Bitcoin Ordinalsを保管および管理するには、特定の種類の暗号資産ウォレットが必要になります。

これらすべてのことを考慮し、最適な暗号資産ウォレットを見つける準備が整いました。 では、それぞれのタイプの暗号資産ウォレットとその設計について見てみましょう。

安全な暗号資産ストレージ(保管)に最適な暗号資産ウォレットは?

暗号資産を保管している場合、当然セキュリティが最も重要です。 暗号資産には複数の異なる脅威があり、一部のウォレットは他のものよりも脅威に対して優れた保護を備えています。

ウォレットが遭遇する可能性のある最初のリスクは、リモートハッキングです。 詳しく説明すると、ソフトウェアウォレットはホストデバイス(インターネットに接続されているものと同じもの)に秘密鍵を保管します。 これは、スマートフォンやノートPCに侵入するハッカーが秘密鍵を抽出してウォレットを制御することができるようになったり、あなたを騙して悪意のあるトランザクションに署名させ、ハッカーに主導権を握られてしまう可能性があることを意味します。

この特定の脅威に対抗するにあたり、ハードウェアウォレットは最も安全な選択肢となります。

ハードウェアウォレット

詳しく説明すると、ハードウェアウォレットは物理的なデバイスです。 ソフトウェアウォレットとは異なり、ハードウェアウォレットは秘密鍵をコンピューターチップに保管し、インターネットに接続されたデバイスから安全かつ確実に離れた状態で保管します。 これは、ノートPCやスマートフォンなどのWeb2デバイスがハッキングされた場合でも、ハードウェアウォレットの画面にあるトランザクションの詳細を信頼できることを意味します。

ハードウェアウォレットの主なリスクは、物理的なハッキングです。 各ハードウェアウォレットには異なるセキュリティモデルがあるため、ハードウェアウォレットに物理的なハッキングに対抗する効果的な要素が含まれていることを確認しなければなりません。 まず、大半のハードウェアウォレットは一種の2要素認証を備えています。 詳しく説明すると、ハードウェアウォレットでトランザクションをするたびに、物理デバイスにコードを入力する必要があります。

LedgerデバイスはPINコードを使用します。これは固有の4~6桁のコードで、物理的ハッキングの最初の障壁として機能します。 さらにLedgerデバイスでは、秘密鍵はセキュアエレメントチップ(パスポートや銀行カードにあるものと同じ高セキュリティチップ)に保管されます。 こうしたチップは秘密鍵をオフライン環境に保持し、ハッカーが暗号資産を盗むのを困難にします。

ハードウェアウォレットは安全なストレージ(保管庫)として最適であり、Ledgerデバイスは他のデバイスよりも一層強力なセキュリティを提供しています。 ただし、それらにもユーザー自身というリスクは必ず発生します。 悪意のあるスマートコントラクトとやり取りしてしまうと、ハードウェアウォレットでも手持ちの資産を保護できない可能性があります。

悪意のあるスマートコントラクトは、それ自身を無害なアプリまたはプラットフォームとして偽装し、被害者をだまして署名させ、大切な資産を奪い取る可能性があります。 ブロックチェーントランザクションの多くは、人間の言語で読み取ることが不可能であり、このようなトランザクションに署名するのは「ブラインド署名」と呼ばれます。 このような場合、トランザクションを承認する前にその結果を知ることができず、手持ちの資産が危険にさらされる可能性があります。

コールドウォレット

では、間違って署名し、暗号資産を失ってしまわないよう暗号資産を保管するにはどうすればよいでしょうか? そこで、コールドウォレットの設定を検討してみましょう。 コールドウォレットは、ブロックチェーンアプリやスマートコントラクトとやり取りしない暗号資産ウォレットです。 これは、純粋に暗号資産の送受信を目的としています。

コールドウォレットにはさまざまな種類がありますが、通常、ユーザーは既存のハードウェアウォレットにコールドウォレットアカウントを設定します。 これは、ハードウェアウォレット上のアカウントは互いに完全に分離されているためです。つまりスマートコントラクトとやり取りするアカウントは、そうでない別のアカウントに影響を与えることができません。 これにより、1つのアカウントを完全にコールドに保ち、資産の送信・受け取りのみに使用することが可能です。 一方で、純粋にWeb3アプリやサービスに接続するために使用する別のアカウントを作成することもできます。

この方法を使用すると、ウォレットとその中のすべてのアカウントが侵害されるのは、誰かがあなたのシークレットリカバリーフレーズにアクセスした場合のみです。 シークレットリカバリーフレーズは、特定のウォレットによって管理されるすべての秘密鍵のマスターキーのようなものです。 つまり、シークレットリカバリーフレーズにアクセスできる人は誰でも、関連付けられたアカウントをすべて制御できるようになります。 だからこそ、シークレットリカバリーフレーズを安全に保つのが非常に重要となります。

いろいろなアプリやサービスとやり取りするのに最適な暗号資産ウォレットは?

多くのWeb3エクスプローラーは、アプリやサービスを提供する目的を主体として暗号資産に関わりを持っています。 dAppにはさまざまな形態やサイズがあります。例えば、分散型取引所、DeFiの貸し借りプラットフォーム、さらにはブロックチェーンゲームやメタバースも含まれます。 ただし、この種のプラットフォームでは通常、選択されたウォレットの1つを使用したアクセスのみが提供されます。 そして多くの場合、これらの選ばれた少数のウォレットは、ソフトウェア(またはホット)ウォレットです。

ソフトウェア(ホット)ウォレット

ソフトウェアウォレットはブロックチェーンアプリとやり取りするのに最適です。セットアップが簡単で無料であり、人気のあるブロックチェーンアプリやプラットフォームで広く使用されているためです。 現在最も人気のあるソフトウェアウォレットには、Metamask、Phantom、Keplr、Temple、Kukaiなどがあります。

この種のウォレットは非常にアクセスしやすいものですが、使用には独自のリスクも伴います。 ソフトウェアウォレットは、インターネットに接続されたデバイス、つまりスマートフォンやコンピューターに秘密鍵を保管します。 これは、秘密鍵がオンラインの脅威に対して脆弱であることを意味します。

とはいえ、このリスクを軽減する方法はあります。それは、Ledgerデバイスを使用して、ソフトウェアウォレットを保護することです。 これにより、秘密鍵がオフラインに保たれ、この種の脅威から安全に保たれます。 方法の詳細については、サードパーティのウォレットでのLedgerデバイスの使用に関する記事全文を必ずご確認ください。

LedgerデバイスとDiscoverセクション

デバイスをサードパーティのウォレットに接続するのは責任が重すぎて対処できないと思われる場合でも、心配は不要です。 ブロックチェーンアプリに接続するはるかに簡単な方法もあります。 LedgerデバイスをLedger Liveに接続し、「Discover」セクションに移動すると、無数のアプリやサービスが表示されます。

Ledger Liveは、さまざまなプロバイダーの人気のあるWeb3プラットフォームとサービスへの安全なゲートウェイとなっています。 この方法を使用すると、フィッシングや悪意のあるスマートコントラクト機能を心配することなく、Web3の探索を開始できます。 Ledger Liveには明確な署名プラグインがあり、すべてのアプリが各トランザクションの提案された結果を人間が読める言語で表示することを保証します。

暗号資産の売買に最適な暗号資産ウォレット

Web3とやり取りを開始する前に、まず暗号資産が多少必要になる場合があります。 暗号資産の売買は、ある暗号資産を別の暗号資産にスワップ(交換)するのと同じくらい簡単です。 一方で、フィアット(ドルやユーロなどの法定通貨)で暗号資産を購入する場合、またはフィアットと引き換えに暗号資産を売却する場合は、暗号資産のオンランプ(フィアットから暗号資産への交換)またはオフランプ(暗号資産からフィアットへの交換)サービスを使用する必要があります。 これらのオンランプおよびオフランプサービスは通常、中央集権型暗号資産取引所(CEX)によって提供されます。そこで、次のタイプのウォレット、つまり、カストディアル(サードパーティ管理型)ウォレットの出番です。

カストディアルウォレット

カストディアルウォレットを使用すると、ユーザーはアカウントにアクセスできますが、基本的には中央集権型の組織が、アカウントとその中のすべてに対する所有権を保持します。 その理由は、そうした組織はユーザー自身の秘密鍵の所有権を許可していないためです。 基本的には、カストディアルウォレットは銀行口座と同じように機能するため、初心者の方にとっては良い選択肢になります。 カストディアルウォレットは便利であり、多くの場合使いやすさを念頭に置いて設計されています。

しかし、それにはリスクも伴います。 例えばその中央集権型組織が運営を停止した場合、資金にアクセスできなくなる可能性があります。 これは、その組織が破産するのと同じくらい簡単に起こり得ます。 実際に、中央集権型取引所のCelsius(セルシウス)でも同じことが発生しました。 Celsiusは破産を申請し、この取引所の顧客は誰も資金を引き出すことができなくなったのです。

そのため、中央集権型取引所を使用するのは(オンランプであろうとオフランプであろうと)非常に便利ですが、長期保管の場合、カストディアル(サードパーティ保管型)ウォレットを使用するのは最善の解決策ではありません。

Ledger Liveを介したオンランプとオフランプ

幸いなことに、カストディアルウォレットはオンランプおよびオフランプの唯一の選択肢ではありません。 Ledger のエコシステム利用すると、サードパーティプロバイダーを使用して暗号資産をフィアット通貨(法定通貨)用に安全に売買できます。

Ledgerの購入パートナーの多くは中央集権型取引所ですが、Ledger Liveを使用すると、サービスにアクセスしながら自分の鍵を保管できます。 つまり、フィアット通貨(法定通貨)で暗号資産を購入後、すぐにLedgerデバイスで暗号資産を保護できるということです。その際に、カストディアル(サードパーティ保管型)ウォレットから暗号資産を転送する必要はありません。

Ledger Live内では、MoonPay、Wyre、Coinify、Paypalなどの複数の異なる売買プロバイダーを使用して、オンランプ(フィアットから暗号資産への交換)やオフランプ(暗号資産からフィアットへの交換)ができます。 ここではLedgerデバイスと組み合わせ、通常のクレジットカードを使用して暗号資産を簡単に購入・売却できます。 さらに、Bitcoin、Ether、Litecoin、DOTなどを含む、さまざまなコインやトークンを売買できます。

これは暗号資産を購入する最も安全な方法です。さらにこの方法ではアカウント内の暗号資産にアクセスできるのは本人のみであるため、安心して使用することができます。

DAO(分散型自律組織)とさまざまな組織に最適なウォレット

分散型自律組織(DAO)、NFTまたはファントークンプロジェクトなど、財務資金を使用してWeb3コミュニティをセットアップした場合は、複数人で資金を管理をすることが必要となる場合があります。 例えば、次回の旅行資金を管理するためにパートナーの方とアカウントを設定したい場合などです。 いずれにせよ、複数人の承認が必要な場合に使用するのに最適な暗号資産ウォレットは、マルチシグ(Multisig)ウォレットです。

マルチシグウォレット

マルチシグウォレットはスマートコントラクトを介して動作する暗号資産ウォレットであり、トランザクションを承認するのに2人以上の参加者の署名が必要です。 これらのタイプのウォレットは、お金を移動したり、コミュニティを代表して意思決定をしたりするために複数の代表者の許可が必要となる場合があり、Web3ビジネスやコミュニティにとって大きな変革をもたらすものです。 スマートコントラクトを使用すると、それがソフトウェアウォレットかLedgerデバイスなどのハードウェアウォレットかどうかに関わらず、各代表者が独自の暗号資産ウォレットで署名するように設定できます。

Ledgerエコシステムは、最適な暗号資産ウォレットを見つけるのに役立ちます

暗号資産ウォレットが必要な場合は、目的に関わらず、Ledgerエコシステムには複数の選択肢が用意されています。

まず、Ledgerデバイスはセキュアエレメントチップや信頼できるディスプレイを備え、Ledger Donjon(セキュリティの専門チーム)での厳格なセキュリティ監査を受けているなど、比類のないセキュリティ機能を誇ります。 それだけでなく、複数のネットワーク上で複数のアカウントを設定および管理できるなど、柔軟性も備えています。

さらに、Ledger LiveのDiscoverセクションを通じて安全かつ分散された方法で無数のプラットフォームにアクセスできます。 Ledger Liveを通じてブロックチェーンアプリに直接アクセスできるため、悪意のあるトランザクションやフィッシング攻撃の心配をする必要はありません。 ブロックチェーンアプリやサービスにアクセスするための安全なゲートウェイとして機能します。

Web3をさらに探索したい場合は、Ledgerをさまざまなサードパーティのウォレットインターフェースに接続し、Ledger Live Discoverセクションを超えてさまざまなブロックチェーンアプリとやり取りすることもできます。 この方法を使用すると、秘密鍵がオフラインのままの状態で無数のプラットフォームやアプリに接続できます。

そしてもちろん、LedgerデバイスをLedgerエコシステムと併用すると、セルフカストディ(自己管理・自己保管)という利点を享受できます。 Ledgerなら、秘密鍵を確実に自分だけで管理できます。 Ledgerエコシステムでは自分の資産を自分で管理でき、本物のセルフカストディが実現します。


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