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オラクルとは? ChainlinkとBand

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オラクル
重要なポイント:
— オラクルは、現実世界からスマートコントラクトに信頼性の高いデータを安全に供給するためのサービス。
— ブロックチェーンベースのオラクルプロバイダーとしては、2017年に設立されたChainlinkとBandプロトコルが有名。
— オラクルからの情報は、現在膨大な種類のアプリケーションで使用されており、その多くは分散型金融(DeFi)が求めるものに当てはまる。

オラクル(神託)というと、何を思い浮かべますか? 白い布をまとった古代の予言者が、王や女王に助言を与える様子でしょうか? それとも、単に素晴らしい知恵を持った人でしょうか?

暗号資産とブロックチェーンに関して言えば、これらの説明は少し大げさですが、それほどかけ離れてもいません。

一体オラクルとは何なのでしょう?

オラクルとは、データソースから情報を取得して1つ以上のスマートコントラクトに安全に送信できる、新しいタイプの技術。コードに書き込まれた契約条件を自動的に実行できる、デジタルコントラクトを表す架空の用語です。

データおよびそのソースは、特定の商品やコモディティの価格、天気予報の気温データ、選挙結果など、興味のあるものであれば、実質的に何でも可能です。 そして、このデータを要求・受信するスマートコントラクトは、そのデータを使って機能を実行することができます。

出典:Researchgate.net

こうしたオラクルは、ブロックチェーンに現実世界と通信する方法を初めて与え、 膨大な種類の新しいアプリケーションを可能にします。これまでスマートコントラクトがアクセスおよび使用できる情報に重大な制限があったのに対し、現実世界のデータで動作できるようになったのです。

また、その逆もしかりです。 また、オラクルはEthereumのようなブロックチェーンから情報を取り出して外部のアプリケーションに安全に送信することができるため、個人や企業が必要に応じてブロックチェーンのデータに安全かつ確実にアクセスできるようになります。

2つのオラクル:ChainlinkとBand

スマートコントラクトのための信頼性の高いデータの入出力の必要性の認識により、Chainlinkが主要なオラクルネットワークの中で最初に立ち上げられました。 オラクルのプラットフォームとして圧倒的に広く使われ、現在では数百のプロジェクトがChainlinkオラクルを使用しています。

しかし、オラクルによってブロックチェーンと現実世界の橋渡しをしようとしているのは、Chainlinkに限りません。 分散型のオラクル分野で2位のBand Protocolも、2017年に設立されましたが、データオラクルプラットフォームのバージョン1.0がローンチされたのは2019年9月でした。

Chainlinkが先行しているものの、Bandプロトコルも大きな成功を収めています。

Bandプロトコルは、Chainlinkと同様オラクルを用いてスマートコントラクトに高品質で改ざんされないデータを提供することを目的としています。 結局、データの信頼性や正確さがなければ、誰にも役に立つことはないでしょう。 Chainlinkのオラクルは、より安価で高速かつ使いやすい仕様となっています。

両者の大きな違いは、ChainlinkがEthereumブロックチェーン上に構築されているのに対し、Bandプロトコルが最近EthereumベースからCosmosに移行したこと。 ブロックチェーンによって特徴は異なりますが、CosmosではBandプロトコルがデータを送受信する際に、コストを抑えることができます。

いずれにせよ、オラクルに供給されるデータの完全性は、スマートコントラクトに渡される前に必ずチェックされます。 スマートコントラクトは、多くの場合多額の暗号資産を管理する役割を担っており、適切に機能するためには信頼できるデータが必要なため、必須のステップです。
ChainlinkとBandの両プロトコルにとって、オラクルの運営やデータプロバイダーは、サービスを提供することでそれぞれLINKやBANDを得ることが可能であり、収益性の高いビジネスとなり得ます。 これらのトークンには価値があり、簡単に他の暗号資産や通常の現金とスワップすることが可能です。

現在のオラクルの使われ方

オラクルとスマートコントラクトがどのように連携するのか、簡単な例で見てみましょう。

アレックスとマリアが、5年後のBitcoin (BTC)の価格がどうなっているかについて賭けたいとします。 アレックスは、Bitcoinが強気に5年後には10万ドル以上まで上昇すると考えているのに対し、マリアは弱気で2万ドル以下まで下落すると考えています。

2人はそれぞれ1,000ドルずつ賭け、一番予想が近い人が賞金を獲得することにしました。 2人はスマートコントラクトで契約条件を設定し、賭け金を預けます。 オラクルがなければ、スマートコントラクトは指定された日のBitcoinの価格を確認することができません。

しかし、オラクルに接続されていれば、スマートコントラクトは必要なときにオラクルに問い合わせるだけで信頼できるソースからBitcoinの価格に関する情報を受け取ることができます。 このデータをもとに賭け金を決済し、当選者に自動的に送金することができます。

つまり、オラクルはレストランのウェイターのようなものです。 客(スマートコントラクト)とシェフ(データプロバイダー)の間に必要不可欠な仲介役です。 ウェイターがいなければ、お客とシェフとのコミュニケーションがとれません。 理想的な世界では、客は最高のシェフを選ぶウェイターのみを相手にします。

ChainlinkとBand:その使命は?

分散型アプリケーション—基本的にはブロックチェーン上で動作するプログラムを使用した方は、すでにオラクルの利点を実感しているかもしれません。 現在は、さまざまなサービスを実現するために利用されていますが、その代表的なものは以下の通りです。

  • 分散型金融(DeFi): 保険や取引サービス、貸し借りなど、通常の金融機関と同様のサービスを提供する、分散型の新しい金融商品群となります。
  • 価格フィード:一部のオラクルは、信頼できる価格データを提供するために使用され、スマートコントラクトが資産の価格を簡単に照会。通常の通貨や商品、株式、暗号資産などの為替レートを計算できるようにします。
  • 合成資産:合成資産とは、株式や商品など別の資産を表す暗号資産トークンのことを指します。 オラクルは、その価値を原資産の価値と密接に一致させるために必要となります。

詳しくは、Chainlinkのレポートをご覧ください。. 専門的な用語が使用されるため、ご注意ください。

オラクルは、ブロックチェーン業界の基盤技術になりつつあり、その真の可能性と有用性についてはまだ表面しか見ることができていないのが現状です。

知識は力となります。今後も学び続けましょう。 暗号資産やブロックチェーンの理解を深めるには、School of Blockの動画を参照してください。 初心者のためのWeb 3.0入門


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